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速読習得期間の目安

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2024年7月9日

速読トレーニングの存在を知り、実際始めてみようか気になっている方の中には、どれくらいでトレーニングの成果が出るのかを知りたいという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、速読解力講座が目指している速読の読み方である「視読(しどく)」について説明するとともに、トレーニング期間に対してどれくらいの読書速度の向上が見込めるのか、速読の習得までにどれくらいの期間が必要なのかについて解説します。

そもそも速読ってどういうものなのか、中学受験にとって速読は役立つのかについて気になる方は以下の記事もご参照ください。

関連記事:中学受験対策としての速読トレーニング

黙読と視読

日本人の平均読書速度は1分あたり400~600文字と言われています。

多くの方は通常頭の中で一文字ずつ音声化する「黙読」という読み方で文章を読んでいます。
1音ずつ処理をしながら読み進めるため、この読み方を変えていかない限り、劇的に読書速度を高めることはできません。

黙読とは異なる別の読み方に「視読」というものがあります。
これは文字を頭の中で音声変換せずに、文字をかたまりで瞬間的に視野に入れ、それと同時に内容を理解するという読み方です。

視読は決して難しい読み方ではなく、誰もが日常生活で行っている読み方です。
見知った人名や地名であれば、絵や写真などと同様、その言葉を瞬間的に視野に入れ、同時に内容を理解しています。
例えば、某コンビニチェーンの看板の文字を見た時、それを頭で音声化することなく、認識されているのではないでしょうか。

簡単な視読は日常的に行っていますが、それを文章でも常にできるように目指すのが、当講座の速読トレーニングになります。
トレーニングによって、視読できる情報のレベルを、見慣れた単語のような簡単なものから、より大量で複雑な文章へと引き上げ、高速かつ長時間でも負担なく読めるように移行させることを目指しています。

読書速度向上のためのトレーニングのポイントは以下の3つです。
①スピードをつける(視点移動)
②視野を広げる(視野拡大)
③音声変換しない(視読転換)
この3つを鍛えていくことで、読書速度を高めていきます。

脳の特性を活用した速読トレーニング

当講座の速読トレーニングでは、普段見ないような速いスピードで流れる文字を「見る」ことを行います。
速く読む疑似的な環境を与え、本人が持っている能力を最大限発揮させることが目的です。

定期的にその環境に身を置くことで、その能力の定着を図ります。
速度の定着には、誰もが持つ脳の特性である「可塑性」「汎化作用」を活用しています。

可塑性(かそせい)

例えば、自動車を運転していて、一般道から高速道路へ移ると、速度が時速40kmから時速100kmに上がるので、当然「速い」と感じますが、しばらく時速100kmで走った後、高速道路から一般道に戻る頃には脳が速さに慣れて、以前の時速40kmが「遅い」と感じるようになります。
そのため、速度計を見ずに感覚で速度を戻そうとして本人は40kmに落としたつもりでも、実際には60kmで走っていたという現象が生じることもあります。

このように、脳が光や音、感触などの外的な刺激に順応する特性、いわゆる「慣れ」のことを可塑性といいます。
可塑性を利用し、普段よりも速いスピードで文字を見ることで、実際に自分で読むときも普段より速いスピードで読めるように促していきます。

汎化作用(はんかさよう)

脳の中には非常に複雑なネットワークが存在しており、様々な能力が連携を取りながら、認識・判断・行動を行っています。
脳内のネットワークが複雑に絡み合っていることから、ひとつの能力が活性化すると、それに連なる他の能力も連鎖的に活性化します。
この働きを汎化作用といいます。

「見る」速度だけをアップさせると、理解・思考・記憶などの他の能力もそれにつられて引き上げられ、ある程度速く速度で見たときにでも、きちんと理解し「読む」ことができるようになります。

速読習得期間の目安

以下の表は速読の習得期間の目安を示したものになります。
個人差がありますので、参考程度にご覧ください。

小学校低学年から中学年の間は、平均的な読書速度は300~400文字くらい、高学年になると500文字くらいまで上昇します。
その後、中学・高校・大学と学年が上がるにつれて速度も上昇していきますが、大人の平均読書速度は500~600文字程度と言われています。

一般的に数ヶ月トレーニングを重ねると、読書速度は800文字を超えるようになっていきます。
しかし、文字数が増加傾向にある昨今の入試事情などを考えると、まだ十分な速さとは言えません。

トレーニングを1年ほど継続して行うことで、読書速度は1200文字を超えるようになります。
これくらいの速さで読み解くことができるようになると、問題を解くのにだいぶ時間の余裕ができるようになり、受験にもだいぶ有利になっていきます。

さらにトレーニングを継続して2年続けていただくと、読書速度は1500文字を超えて読めるようになり、文章を読む時間は大幅に短縮され、その分、問題を考えたり、答案を作成したりすることに時間を回せるようになります。
また、この頃には読む速さだけではなく、思考などの処理速度も全般的に向上してきます。

これはあくまでも目安にはなりますが、正しい方法で継続的にトレーニングを重ね、視読の読み方を身につけることができれば、受験で有利になることは間違いありません。

中学受験専門 速読解力講座とは

「中学受験専門 速読解力講座」は、日本速読解力協会が監修している速読トレーニングをご自宅で手軽に受けられるオンライン講座です。
日本速読解力協会は、速読トレーニングの開発を25年以上行ってきた一般社団法人で、開発されたトレーニングは全国の4500を超える学習塾や学校などの教室で導入され、これまでに累計30万人以上が受講してまいりました。

「中学受験専門 速読解力講座」は、文章を速く読めるようにするための速読力トレーニング、文章を正確に読めるようにする読解力トレーニング、速読に関係する脳の機能を高める脳力トレーニングから構成されています。
これらのトレーニングに満遍なく取り組むことで、速読解力を根本から高めることができます。

アプリを使って学習できるので、スキマ時間を活用して、ご自宅で手軽にトレーニングを進めることができますので、塾への通塾や受験勉強で忙しい方でも続けやすいのが特徴です。

ゲームの世界に入り込んだような画面構成になっていて、小学生でも楽しく取り組めるように工夫されています。
無料体験も受け付けていますので、もし内容にご興味をお持ちいただけましたら、是非お気軽にお試しください!

 

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